出力の習慣化

養成コースやスタッフの育成に携わると その方の特性が如実にあらわれる場面があり、私も勉強になります。

多くの方が小・中・高・大学の過程で「あなたはどう思いますか?」という問いに「私はこう思います!」と、大きな声で回答する場面が何回あったかを考えると、知識を頭に入れるだけの学習で終わっていることに気づかされます。


個人的なコミュニケーションの場では思いを語ることはあってもクラスの前で「それは違うんじゃないかなー」と、異を唱える場面があったでしょうか。


また私たちは20歳まで勉強をし、60歳まで働くという誰かから植え付けられた間違った固定観念に従い、20歳まではとくかく知識を増やし、経験を得る時間とさせられています。


「経験」という言葉が美化されすぎていると強く感じます。


経験とは実行を起こし、「上手くいかなかった」というお土産を持ち帰る工程全てを指し、仮に上手くいった場合は「たまたま上手くいった」と捉えられても おかしくないため、経験値が増えたことにはなりません。


親が子供にさせる「経験」への考え方が、実は新たなモノを作り出すための仕組みとしてはエネルギー不足であり、多くの方が既に分かり切っている業務を分かり切った方法で取り組むことに留まっています。


これでは人生面白くないですよね。


筑波大学では「スマホ持ち込みOK」のテストも将来的に導入したいとの話が浮上しています。

これからの時代、電子機器の力を使わずに解を出すことのほうが少なくなるというのに、なぜテストはスマホを持ち込めないのか、という理屈だそうです。


さすがにレベルが上がれば、「逆に!?」とも思える上記のようなテスト方式が出てくるわけですね。


確かに、スマホを見たってロケットの作り方は載ってないですからね。

そういうことに挑戦する思考が親に無ければ子供にも生まれないと思います。


当スタジオではOJT(オン・ザ・ジョブトレーニング)を使い、スタッフの育成では、ある一定のレベルに達した時点で現場に出て頂きます。

もちろん、価値に見合った価格設定です。(そのような方を募ります)

頭の中にある知識が正しく出力されていない場合、知識を保有していないのと同じ価値とみなします。


それは今日も明日も嫌々 学校に行く高校生たちも同じです。


学力なんぞ、勉強なんぞ、という話です。


君は地球を変えるほどの使命感を持っていますか?

だとしたら歴史も、物理も、数学、英語もプロフェッショナルになる必要があるかもしれません。

でも自分の得意分野で世界にプラスの変化を与えたいという人はどれだけいますか?

その場合は通知表の1を2に上げるよりも4を5に上げることに一生懸命になるべきではないですか?


性格はフラット、でも特性はピーキー。


色んな人を受け入れる性格と、尖ったアビリティが必要なのです。


考える、やる、反省する、やる。


このサイクルを回してください。


早く回してください。

AZUMINO FITNESS STUDIO

~全国からゲストが集まるピラティススタジオ~

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