メンタルトレーニングからEQへ
相談役会長の藤田です(笑)
昨日は19:30~本店でエアリアルヨガが実施されていたため、近所のカフェに場所を移しプロスキーヤー佐藤瞳さんのEQデブリーフィングを行いました。
夕方から彼女のフィジカルトレーニングを2時間ほど行った後、行きつけの支留比亜へ。
皆さんはアスリートを支えるメンタルトレーナーという職業があることを御存じですか?
今を時めく大阪なおみ選手の成績も精神的な成長によって支えられていると示唆されていますよね。
ですが、実はメンタルを強くするという意味でメンタルトレーニングをしているわけではなく、自己理解をする場を設け、自分自身を俯瞰して見た時に欠如している部分を理解することで今後に繋げていくというのが成長に最も結びつくとされています。
そのような方法の中の一つとして当スタジオはEQ(感情知能)のテストをしフィードバックをするという流れを取っています。
選手は選手である前に一人の人であり、当然私たちと同じ仕組みで構築されています。
そしてメンタルが弱い人は既にトップクラスの場には立っておらず、メンタルを強くするという機会はトップアスリートには正直必要ありません。
黙っていても彼ら・彼女らは諦めたり妥協をするような心配はありません。
そうではなく、分かりやすく言えば、一度ミスをしたときにどんな感情になり、どんな思考になり、どのような行動パターンを持っているかを自分で把握しているかや、そもそも何故このスポーツにそこまで一生懸命になっているのかを洗い出したり、自分が日々燃やしているモチベーションは内発的か外発的かを仕分けしてみたりという、テクニカルなカウンセリング&ファシリテーションが必要となります。
努力や根性の話ではないため「頑張りましょう」というワードは120分の中で一度も出てきません。
感情は厄介なものです。
「もう少し抑えれば逃げ切れたのに」という勝負も、追い込まれる不安やプレッシャーや自分への苛立ちによって冷静さを欠いてしまい、逆転を許してしまう危険性も持っています。
しかし感情はエネルギーでもあります。
感情がモチベーションを作り、今もそして日々も自分のヤル気を作ってくれています。
この自然発生的な感情を思考と巧みに組み合わせることで最適な行動選択へ結びつけるチカラを私たちは持っていますし、教育と訓練と反復によって自然発生的な感情さへも適切な形で出現させていくことだってできます。
つまり、不快な感情を思考でカバーする反復が、やがて、そもそもの感情すらを自分にとってプラスとなる形で出現させてくれるということになります。
そこまで行くと出る感情、湧く感情、芽生える感情、全てがポジティブなものとなり、ポジティブ心理学の第一人者であるマーティンセリグマンの教えの通り、オプティミストは成功していくようにできているのです。
自分をその気にさせ成功へと導く方法は世の中に何通りのパターンがあると思いますか?
それは「人の数だけ」ということになります。
つまり、皆がうまくいく方法とは自己啓発本に書かれているわけではなく他者の力を借りながらも自分の真相(深層)に耳を傾けないことには始まらないということですね。
昨夜は良い時間でした。
佐藤さんは これからアメリカのツアーに出るので、昨日は丁度いいEQのタイミングでした。
応援しています!
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