ROUTE
→ ↑ ✖ ↑ → 〇
この意味がお解りでしょうか。
子供たちが熱中するもの、それはゲーム・テレビ・YouTube・・・
しかし、そればかりではありません。
絵を描くことや、身体を動かすことも楽しい時間の一つです。
昔から「スポーツで人間教育」という言葉があるように、子供たちが虜になった題材を上手に拝借し、その環境の中から子供たちが成長につながる要因を大人が幾つも見つけ、それを意識的に降り注ぎ機会を創造することが大切ですよね。
「この習い事や芸に、どのような成長題材が隠れているかを親が見つけ出す力」に子育て能力の差が生じていると私は感じています。
例えば、小学生のサッカー。
① 前日に見たいテレビを見続けていたら翌朝のコンディションが芳しくなく、体調管理の大切さを理解するようになった。
② 自分は攻撃が好きだし得意だけど、逆に守りをしっかりと固めてくれる仲間が居て成り立つことを知った。
③ ボールばかりに気を配っていたら、刻一刻と変化する周辺の環境がサマ変わりしていて、常に周囲の状況や変化について意識するようになった。
④ 日頃は相手に のしかかる気持ちを持つことは怖いが、勝負の空間では勇ましい自分を作り出しても良いのだという自己の多面性を受け入れる何となくの感覚を得た。
⑤ 基礎を反復した結果、基礎と基礎が発展を引き起こすことを知り、毎日の初歩的なルーティンを大切にするようになった。
⑥ リフティングの回数という目に見えた友人とのステータス争いを追い求める中で、今に集中する力を見につけた。
⑦ プロや上級者のゲームを観戦することで、うまくいく方法や上達する方法を「分析する」という思考が身に付いた。
⑧ 一人の資質(足の速さ・キック力・パスのセンス)がもたらす影響力の限界を知り、同時に全体が機能したときの大きな力を理解する。
⑨ 自分と他人の意見や発想が食い違うときに、上手にコミュニケーションをとる方法を学ぶ。
⑩ ボールを奪ってからの10秒以内に相手のゴールを奪う練習を反復することでチャンスをもぎ取れるタイミングは一瞬であることを知り、意思決定のスピードに拘るようになる。
⑪ ボール支配率がいくら高くてもゲーム終了時に相手よりも一点多い状況を作り出せなければ何も意味がないというタスク志向を習得する。
どうでしょう。
ざっと一例を挙げさせて頂きましたが、このような大事な大事な要素を子供たちの教育や習い事の環境の中でスルーしてはいませんか?
ノールックしていませんか?(サッカーだけに)
「将来のためになるからコレをやりなさい」
では子供たちの心は動きません。
子供が興味を持ったものの中から、大人が成長の題材を一つでも多く見つけ出し、それを意識的に見つめさせる「しかけ」が大切ですよね。
しかけ。
そう「しかけ:フェイント」とは予め右に進むことを意識したドリブラーが、相手を振り切るために左に進むようなモーションを意図的・詐欺的に見せつけ、自らの道を切り開く戦略的で能動的な行為です。
大人たちが「子供が虜になるモノ」から「成長題材」を見つけ、戦略的で能動的な しかけ を持てば、どのルートを通ろうがゴールは必ず存在すると信じています。
仮にユーチューバーでも10個以上の成長題材を用意することはできますよ♪
→ ↑ ✖ ↑ → 〇 の意味は、
「→ためになること探し」から「↑成長させようという発想」は ✖
「↑楽しいこと」の中から「→ためになることを見つける」が 〇
という考え方です。
自らが能動的に動くときの生産性に勝るものはなく、また もともと学習が得意な子供たちは苦労せず頭の良い学校に進学していきます。
それはそれで、良いですよね。
そういう子も、そうだない子も、人生楽しんで頂きたいですね。
大切なのは、私たち大人が「今」社会で感じている「こういう要素が社会で求められている」「毎日こんな資質が重宝している」というものを子供たちに見につけさせてあげるためには、どんな経験と声掛けをしてあげたら良いか、という発想だと思っています(^^)/
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